【ハワイで禁止の日焼け止め成分とは】紫外線吸収剤フリーなら大丈夫?

紫外線から肌を守るのに欠かせないのが日焼け止め。

日本人にも人気の観光地、ハワイでは日焼け止め使用に制限があることをご存知でしょうか?
美しいサンゴ礁を守るため、ハワイでは特定の日焼け止め成分の使用が禁止されています。

旅行予定がなくても、「ハワイで禁止されているような成分を、わざわざ普段から使わなくて良いな」と考える人もいるかもしれません。

今回は、ハワイで禁止されている日焼け止め成分に関連して解説していきます。

目次

ハワイで販売が禁止されている成分

ハワイの海

ハワイ州では2021年から、「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」を含む日焼け止めの販売が禁止されています。

また、同じハワイ州内でも、ハワイ島(ハワイ郡)ではより規制が厳しくなっています。
2022年12月から、二酸化チタンと酸化亜鉛以外の有効成分を使用した日焼け止めの販売が禁止されています。
詳しくはこちらの観光関連サイトの情報をご覧ください(英語)。

日本からの持ち込みについては、現時点では直接的な罰則対象ではありませんが、環境保護の観点から使用を控えることが推奨されています。

日焼け止め成分が規制された理由とは

サンゴ礁とウミガメ

日焼け止め成分が問題視された理由は、サンゴ礁への影響です。

研究では、

・サンゴの白化現象の促進
・サンゴ内に共生する藻類への影響
・海洋生物への生殖影響

などが報告されています。

世界中では、サンゴの白化現象が進んでいます。

その最大の要因は、地球温暖化による海水温の上昇です。

ただし、ビーチなどの観光地では、日焼け止め成分がサンゴの白化に局所的に影響する可能性も指摘されています。
そのため、ハワイでは特定の日焼け止め成分の流通の規制が導入されました。

なお、日本には同様の規制はありませんが、日本にもサンゴ礁はあります。
主に沖縄や鹿児島の奄美群島にかけて400種以上が分布していると言われています。

紫外線と日焼け止めの基本

日焼け止め対策

紫外線には、波長の長い順に、UVA、UVB、UVCの3種類があります。
このうちUVCは、オゾン層で吸収され、地表には届きません。

紫外線の種類と影響

  • UVB: 肌を赤く焼いたり黒くしたりする原因になる
  • UVA: 肌の奥まで届いてシミやシワ、ハリの低下を招く

日焼け止めには「SPF50 PA++++」などと記載されています。

このうち、

  • SPF→UVB
  • PA→UVA

をそれぞれ防ぐ役割があります。

紫外線を防ぐため、日焼け止めには

  • 紫外線吸収剤のみ
  • 紫外線散乱剤のみ
  • 紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の両方

を配合しているものに分かれます。

紫外線吸収剤と散乱剤には、それぞれメリットとデメリットがあります。

スクロールできます
紫外線吸収剤紫外線散乱剤
紫外線の防ぎ方紫外線を吸収するスポンジを
肌にのせているイメージ
鏡のように光を跳ね返す
イメージ
メリット・透明で白浮きしない
・少量で紫外線防止効果が高い
・きしみにくい
・低刺激で肌に優しい
・簡単に落とせる
・効果の持続期間が長い
デメリット・刺激になることがある
・サンゴ礁への影響
・白浮きしやすいものもある

紫外線吸収剤は、

・みずみずしいジェルタイプ
・白浮きしにくい乳液タイプ
・軽い使用感のウォータープルーフタイプ

に配合されやすい傾向があります。

日本で販売されている日焼け止め商品の多くには、紫外線吸収剤が含まれています。

「紫外線吸収剤不使用」「紫外線吸収剤フリー」「紫外線散乱剤のみ使用」などの記載がない限り、紫外線吸収剤が含まれている可能性が高いのが現状です。

ハワイで規制されている成分の見分け方

ハワイ州で規制対象となっているのは、「オキシベンゾン」「オクチノキサート」です。

日本の成分表示では、次のように記載される場合があります。

オキシベンゾン・オキシベンゾン
・オキシベンゾン-3
・ベンゾフェノン-3
オクチノキサート・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル

あの人気の日焼け止めには禁止されている成分は入っている?

人気の日焼け止め商品のうち2つについて成分を調べてみました。

ニベアUV ディープ プロテクト&ケア ジェル

「ニベアUV ディープ プロテクト&ケア ジェル」全成分

水、エタノール、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、PG、カプリリルメチコン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、セバシン酸ジイソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、トレハロース、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、エチルヘキシルトリアゾン、ポリシリコーン-15、スイカズラ花エキス、加水分解コンキオリンタンパク、ダマスクバラ花水、ヒアルロン酸Na、BG、ホウケイ酸(Ca/Na)、酸化亜鉛、含水シリカ、ジメチルシリル化シリカ、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、ラウロイルリシン、ヒドロキシプロピルメチルセルロースステアロキシエーテル、ジラウラミドグルタミドリシンNa、トリベヘニン、水酸化Al、フェノキシエタノール、水酸化Na、BHT、香料

  • ハワイ州の2つの成分(オキシベンゾン・オクチノキサート)」の規制 → NG
  • ハワイ郡の規制(酸化亜鉛・酸化チタンのみOK)→NG

こちらの商品には、オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)が入っているため、ハワイへの持ち込みは控えましょう

また、複数の紫外線吸収剤も含まれています。

※全成分はこちらで確認できます。

アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク NA

「アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク NA」全成分

ジメチコン、水、酸化亜鉛、エタノール、セバシン酸ジイソプロピル、イソドデカン、オクトクリレン、サリチル酸エチルヘキシル、安息香酸アルキル(C12-15)、PEG/PPG-9/2ジメチルエーテル、コーンスターチ、タルク、シリカ、ミリスチン酸イソプロピル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、酸化チタン、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、パルミチン酸デキストリン、グリセリン、ホモサレート、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、塩化Na、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、トリメチルシロキシケイ酸、グリチルリチン酸2K、チャ葉エキス、トルメンチラ根エキス、ウンシュウミカン果皮エキス、アセチルヒアルロン酸Na、ラウリルベタイン、水溶性コラーゲン、エチルヘキシルトリアゾン、ジステアルジモニウムヘクトライト、PEG-10ジメチコン、イソステアリン酸、トリエトキシカプリリルシラン、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6、水酸化Al、ステアリン酸、EDTA-3Na、PEG-6、トコフェロール、BHT、BG、ビスブチルジメチコンポリグリセリル-3、ピロ亜硫酸Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料、合成金雲母

  • ハワイ州の2つの成分(オキシベンゾン・オクチノキサート)」の規制 → OK
  • ハワイ郡の規制(酸化亜鉛・酸化チタンのみOK)→NG

こちらの商品には、オキシベンゾン、オクチノキサートは含まれていませんが、複数の紫外線吸収剤が含まれています。

※全成分はこちらで確認できます。

紫外線吸収剤フリーなら大丈夫?

「紫外線吸収剤フリー」「紫外線散乱剤のみ」「ノンケミカル」と表示されている製品については、

  • 酸化亜鉛
  • 二酸化チタン

のどちらか、または両方が有効成分となっています。

「紫外線吸収剤フリー」「紫外線散乱剤のみ」「ノンケミカル」と表示されている製品については、ハワイの州や郡の規制対象とはならないと考えられます。

まとめ

ハワイではサンゴ礁への影響から、オキシベンゾン・オクチノキサートが入っている日焼け止めの販売が規制されています。

さらにハワイ島では、酸化亜鉛と二酸化チタン以外の紫外線吸収剤も規制の対象となっています。

また、規制がなくても、日焼け止めが海へ流出する可能性があるのは、ハワイだけではありません。

日本やハワイ以外の外国でも、サンゴがある海域の近くで、海水浴やシュノーケリング、ダイビングなどをする場合には、

  • 紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを使う
  • ラッシュガードを着る
  • 帽子や日陰を活用する

などの配慮を心がけたいですね。

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